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2011年04月 アーカイブ

眠りという現象

もともと、羽毛 フトンで夢を見る、夢を思いだす、というのは大脳のしごとである。

しかし、レム睡眠、もっと厳密にいえば、「レム睡眠状態」は、大脳を除去してしまった動物でもおこる。

レム睡眠を発現させる脳の部位は、大脳とは別のところにあるからだ。

夢は、レム睡眠のいわば末梢的な随伴現象のひとつでしかない。

したがって、レム睡眠には、「大脳の活動」としての夢がともなう、「随意筋の活動」としての弛緩、けいれん、急速眼球運動がともなう、「心臓の活動」としての血圧変動やペニスの勃起がともなう、等々というのがただしい表現だ。

夢の役割とレム睡眠の役割とは、混同して論じるべきものではないはずである。

眠りがほんらいなんのためにあるか、その存在意義についてまとめてみよう。

とくに、レム睡眠の意味づけをめぐるさまざまな議論の要点を紹介するが、その当否についての結論は読者にゆだねたい。

なぜなら、レム睡眠の役割については確定的なことはなにもわかっていないうえに、その意義については極端な意見の相違があるからである。

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